「地鎮祭がどのような流れで進むのかわからない」「地鎮祭ではどのようなことを準備するべきかわからない」そうお考えではないでしょうか。
地鎮祭は一般の方が経験する機会がほとんどなく、流れがわからず、不安に感じる人も多いでしょう。
しかし、施主の方で準備するものはほぼなく、難しいことはありません。また一つ一つの儀式の意味を知っておくと、より家に対する思い入れも強まるでしょう。
今回は地鎮祭がどのような流れで行われるのか解説します。
目次
地鎮祭の流れ
地鎮祭は以下のような流れで行われます。
- 事前に建物を建てる予定の四方に竹を立てる
- お祓い
- お供えをする
- 祝詞を上げる
- 現場を祓い清める
- 地鎮の儀
- 玉串を捧げる
- お供物を下げる
- 乾杯
列挙すると多いように感じますが、一つ一つで行うことは少ないため、1時間ほどで終わることが多いでしょう。
事前に建物を建てる予定の四方に竹を立てる
地鎮祭が行われる前に、建物の四方に竹を立てて、建物を建てる準備をします。
こちらは施工会社などが事前に行うため、施主の方が準備することはありません。
お祓い
最初の行うのが、お祓いです。神主さまが準備した祭壇や土地、参列者を清めます。
その後の神様をお迎えします。
施主の方で何かすることはありません。
お供えをする
神様に対して神主さまがお供物を捧げます。
施主の方で何かすることはありません。
ただし、事前にお供物の準備をお願いされる場合もあります。
施工会社から、連絡がある場合は、その指示に従いましょう。
祝詞を上げる
神主さまが祝詞(のりと)を読み上げます。
施主の方で何かすることはありません。
現場を祓い清める
神主さまが土地の四辺に紙を撒きつつ、清めます。
施主の方で何かすることはありません。
地鎮の儀
地鎮の儀とは、砂山の上に青竹や笹を挿した状態のものを土地に見たて、神主が地鎮のための鎮め物を入れる儀式です。
草刈り、鍬入れ、鋤入れの真似をを工務担当者、施主の方、施工会社の代表がそれぞれ行います。
やり方は神主さまや施工会社が事前に指示してくれるので、その流れに従いましょう。特に準備等は必要ありません。鍬入れの真似のやり方も難しくはないため、すぐにできるでしょう。
玉串を捧げる
工事の無事を祈り、玉串を祭壇に捧げる儀式です。玉串とは、さかきの枝葉にしでと呼ばれる紙を取り付けたものです。
工事の無事を祈りながら、一人一人神様に玉串を捧げます。
やり方は神主さまが支持してくれますので、そのやり方にしたがって行いましょう。
お供物を下げる
神主さまがお供物を下げます。
施主の方で何かすることはありません。
乾杯
神様に捧げたお酒を全員でいただきます。
お酒が苦手な方や運転などの問題がある場合は、事前にその旨を伝えておきましょう。
最後にお供物のお下がりをいただき、神様にお帰りいただく儀を行います。
以上で地鎮祭は完了です。
地鎮祭は難しくないので、気楽にのぞみましょう
今回は地鎮祭の流れについて解説しました。
地鎮祭は、神主さまの方でほとんど行われるもので、施主の方がやることは少なく、やり方も簡単です。作法については教えてもらえるので、すぐにできるようになります。
今回の記事を参考に安心して地鎮祭にのぞみましょう。