最近では新築の棟上げ式に上棟式をしないケースも増えています。
その際に問題になるのが、ご祝儀です。
ご祝儀は上棟式をしない場合、渡す機会がなくなってしまうため、不安に感じる人もいるでしょう。
今回は上棟式はそもそもどういうものか、ご祝儀をあげる必要があるのかどうか解説します。
目次
上棟式とは?
上棟式とは、完成への祈願と、ここまでの工事完了のお祝いを目的に行う儀式です。
棟上げと呼ばれ、建物の柱や梁が組み終わった段階で行われます。
上棟式でご祝儀は渡すもの?
上棟式の際には、大工の棟梁や現場監督にご祝儀を渡すことがあります。
ご祝儀について、近年では不要であるという声も多いですが、感謝の気持ちをこめて渡す場合も珍しくはありません。
ご祝儀については工務店によって対応が異なるため、まずは担当の営業マンにご祝儀の必要性について確認するとよいでしょう。
不要といわれた場合はどうする?
近年では「ご祝儀の準備は必要ありません」と言われるケースも珍しくありません。
その場合は、言葉通り必要はないのですが、準備されると喜ばれる方も多いです。
しかし、ご祝儀は渡す人数も多く、全員に渡そうとすると金額がそれなりにかかってしまいます。
そのため、予算と相談して決めるとよいでしょう。
差し入れだけで喜ばれるケースもある
上棟式のご祝儀を渡すのが難しい場合は、差し入れをするのもおすすめです。
工事現場にお菓子や飲み物を準備して持っていくと、大工さんや職人さんが喜ぶでしょう。
また、工事の様子を見にいくことで、大工さんの気合が入り、よりよい仕事にもつながります。
差し入れをしなければならないわけではありませんが、職人さんとよい関係作りを考えるのであれば、検討してみるとよいでしょう。
どのくらいが相場?
ご祝儀を渡す際に気になるのは、ご祝儀の相場ではないでしょうか。
ご祝儀の相場は地域などによっても異なりますが、一人当たり5,000〜30,000円が相場です。
棟梁や現場監督には多めに渡します。
ただし、相場感は地域によっても異なるため、渡したい場合は、金額含め確認が必要です。
上棟式をしない場合はいつ渡すべき?
上棟式をしない場合で、ご祝儀を渡す場合は、仕事の目処がある程度ついたころがおすすめです。15時から17時ごろがよいでしょう。
15時は休憩を取る人が多いため、そのタイミングだと、スムーズに進みやすいです。
ただし、職人さんの進め方にもよるため、事前に確認しておきましょう。
ご祝儀は必ずしも必要ではない!
新築の上棟式では、ご祝儀を渡さないとよくないのではないかと不安に感じる人も多いでしょう。
しかし、ご祝儀を渡さなければ、失礼になるというわけではありません。
また、ご祝儀を渡さずとも、職人との関係をよくする方法はあります。
上棟式のご祝儀で迷った際は参考にしてください。