床暖房導入前に!知っておきたい4つのデメリットは

床暖房導入前に!知っておきたい4つのデメリットは

床暖房は他の暖房器具と比べると、快適さの面でメリットがありますが、無視できないデメリットもあります。

そのデメリットを知らずに床暖房を購入すると取り返しがつかないことにもなりかねません。

ここでは床暖房導入前に知っておくべきデメリットについて解説します。

床暖房のデメリット4つ

床暖房は知っておかなければいけない4つのデメリットがあります。ここではそのデメリットについて見ていきましょう。

①:初期投資が高い

床暖房は初期投資とメンテナンス費用が高いことがデメリットです。施工範囲にもよりますが、20万〜30万円の費用がかかるため、無視できる金額ではありません。

ガス式の床暖房であれば、維持費は暖房器具よりも安く抑えられますが、それでも原価を回収できるかどうか、わからない部分もあります。

また一部の寒い地域では不凍液の交換をしなければいけません。そのメンテナンスは10年に一度程度ですが、数万円の費用がかかるため、影響は無視できません。

②:修理費用が高い

床暖房の特に大きなデメリットは修理費用が非常に高いことです。床暖房は床に隠れているため、故障した場合、どこを直せばよいか全て床をめくらなければわかりません。

床の補修工事も含め施工範囲にもよりますが、40万〜60万円ほどはかかってしまいます。

適切に施工してあればそう簡単に壊れることもありませんが、適切に工事されているか、床に隠れてしまい見えづらいです。原因が明確にわからなくなることも少なくありません。

そのため故障した場合のリスクが大きいです。

③:部屋が温まるまで時間がかかる

床暖房は床を温める、部屋を温めるという順番で温めるため、部屋全体を温めるのにどうしても時間がかかります。1時間ほど前から使用をはじめなければ、暖かくなりません。

そのため、部屋にいる時間が短い人ほど、電気代やガス代が高くなり、コスパが悪くなります。

④:リフォームの場合設置工事が大掛かり

リフォームで設置する場合、既存の床をめくってから設置する必要があるため、工事が大掛かりになります。

そのため、新築で設置することが多いですが、リフォームの場合、リノベーションなどの大掛かりなリフォームとセットで行うなどすることが多いです。

床暖房はよく考えてから設置しよう

この記事では床暖房のデメリットについて解説しました。

床暖房は快適な環境づくりに貢献することは事実ですが、故障した場合のリスクが高く部屋にいる時間が短い人の場合、コスパがよくありません。

そのため、上記で紹介したデメリットを知った上で設置するのがベターです。

自然な温かさにこだわりたい場合は、土壁もおすすめです。

床暖房ほどの温かさはありませんが、蓄熱性があるため、冬場で暖房なしの状態でも、寒さを感じにくくなります。

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