新築のコストを建築費ではなく、ライフサイクルコストで見よう。その理由を解説します。

「建築費を安く抑えられたらいい」
「新築の管理維持費は微々たるものだ」
と思っている方は、ライフサイクルコストの観点から新築を検討することをおすすめします。
ライフサイクルコストの観点から見ると、建築費だけではなく、その後にかかる費用もかなり大きな割合を占めていることがわかります。
そのため、ライフサイクルコストの考え方を知っていると、コストパフォーマンスがいい家を建てることが可能です。
 
ですが、ライフサイクルコストがどんなものかわからないですよね。
そこで、この記事では、

  • ライフサイクルコストとは
  • どんな項目で構成されている?

について見ていきたいと思います。
 

ライフサイクルコストとは

ライフサイクルコストとは、建築費だけではなく、その住まいに一生涯にかかる全ての費用のことです。
 

どんな項目で構成されている?

大まかに言えば、ライフサイクルコストは、

  • イニシャルコスト
  • ランニングコスト

で分かれています。
イニシャルコストとは、建築費など住みはじめる前最初にかかる費用です。
ランニングコストとは、光熱費・火災保険・修繕費など、住みはじめてから管理・維持するのにかかる費用です。
新築住宅の場合、

  • 水道費
  • 光熱費
  • 修繕費
  • 火災保険費

イニシャルコストは、額面上大きくなりますし、負担が大きいため、少しでも抑えたいと思うのは、当然のことです。
しかし、イニシャルコストを抑えることばかり考えて、ランニングコストを軽視していると、メンテナンスにかかる費用を含めて見たときに、圧倒的にかかることも。
 

ライフサイクルコストの具体例

【〇〇ホーム】

  • 建築費用:2000万円
  • 30年後の修繕費:1000万円
  • 月々の水道光熱費:5万円×30年=1800万円

30年間でかかる費用:4800万円
【〇〇不動産】
建築費用:3000万円
30年後の修繕費:300万円
月々の水道光熱費:3万円×30年=1080万円
30年間でかかる費用:4380万円
すごく簡単な例ですが、初期費用こそ〇〇不動産の方が1500万円も高いですが、将来的に見ると、
420万円コストを削減できています。
この費用の差は、より長く住むほど広がっていきます。
 

ライフサイクルコストを理解して、コストパフォーマンスを高める

ライフサイクルコストとは、建築費だけではなく、その住まいに一生涯にかかる全ての費用のことです。
これらを考えて、新築を考えることで、よりお客様にとってメリットのある家を建てることができます。
まずは、

  • イニシャルコスト
  • ランニングコスト

の両方の観点から、新築の計画を考えはじめることからはじめてみてください。

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