ライフサイクルコストを抑えるときのポイントとは?

「ライフサイクルコストを考えるって具体的にどうするの?」
ライフサイクルコストとは、新築で家を建てる費用とその後の管理維持費や水道光熱費を合わせた費用の見方です。
そのため、ライフサイクルコストを踏まえて家を建てることは、将来のコストパフォーマンスに影響を与える話です。
とはいえ、どんな家がライフサイクルコストを抑えるのに有効なのでしょうか?
見るべき家の性能について今回はお伝えしたいと思います。
 

屋根材

屋根材は、補修・メンテナンスに大きく関わる素材です。
大まかに言うと、

  • 板金:修繕が必要。また一度凹むと補修が難しい。サビが生えてしまうことも
  • カラーベスト:コストは安いですが、再塗装が必要
  • 瓦:初期投資は高いものの、メンテナンスの必要性はほぼない。瓦が1枚割れても部分的な補修が可能。

があります。
 

外壁

外壁もまた重要な要素です。

  • サイディング:初期費用は安い(デザインによっては高いものもある)が、再塗装のメンテナンスが必要。
  • タイル:初期費用は高め、ただし基本メンテナンスは不要。
  • 土壁:初期費用はサイディングより高いがメンテナンス不要、ただし汚れが気になる場合は、メンテナンスが必要な場合も

大まかには、このような違いがあります。

耐震性

耐震性も重要です。地震が起きたときには、どんな建物もダメージは受けますが、それにどれだけ耐えられるかが重要です。
耐震性に不安がある住宅の場合、地震が起きた後に行う補修が大変になってしまうことも考えられます。
そうすると、コストパフォーマンスが大きく下がります。

部屋の中の環境

これは大まかに言うと、高気密・高断熱の家か、土壁で建てられた家かで大きく考え方が、違います。
詳しい話は、こちらに書かせていただきましたが、大まかには、
高気密・高断熱の家と、自然素材の家と言うカテゴリに分かれます。
高気密・高断熱の家の場合は、

  • 断熱材
  • 屋根
  • 外壁
  • サッシ

などの断熱性能を見る必要があります。どの性能が重要かではなく、トータルでバランスでの性能を見比べましょう。
1カ所でも断熱性が低い場所があると、そこから熱は逃げていきます。
また気密性も大きく関わります。気密性が高いほど、冷暖房の効きがよくなりますので、光熱費を抑えやすくなります。
これに対して自然素材の家は、断熱性はないものの、調湿・調温性があるため、快適な空間を作りやすいと言うメリットがあります。
これらは、家に対する根本的な考え方が違うため、メリットとデメリットを見比べて、自分にあったものを選びましょう。
詳しくはこちらも読んで見てください。

ライフサイクルコストの知識で、コスパのよい家を。

ライフサイクルコストで見るべきポイントは、

  • 屋根
  • 外壁
  • 内部の環境

がありました。
これを参考にライフサイクルコストで考えて、コストパフォーマンスがいい家を見つけてくださいね。

関連記事

  1. 夫婦喧嘩の原因
  2. 和室のメリット
  3. 二世帯住宅で遊ぶおじいちゃんと孫
  4. 注文住宅のトラブル