違いはランニングコスト?土壁のコスパの良さとは

土壁は高い!

そう考えていませんか?
確かに土壁は費用がかかりがちですし、工期もかかりがちです。
ですが、長期的な目で見たときに、そのコストパフォーマンスは決して低くありません。
むしろ費用的に見た場合も安くなる場合もあります。
その理由はなぜでしょうか?

土壁の施工費は?

 
土壁の施工費はクロスより高いと言われています。
ただ貼るだけのクロスに対して、土壁を施工するのは塗って乾かして、もう一度重ねて…と工程を繰り返す必要があるためどうしても、金額はクロスより高くなってしまいますし、工期もかかります。

土壁のメリットとは?

①エアコンをほぼ使わなくても快適なため、電気代の節約になります。

加えて弊社の仕様は木組みで竹を下地に組んで施工するやり方のため、近年の高気密・高断熱の家とは全く異なります。
その代り土壁の家は調湿性・調温性にとても優れているため、そもそもエアコンを使う必要がありません。
そのためエアコン代を節約でき、長い目で見ると、少しずつお得になっていきます。

②塗り替えの必要がなく、メンテナンスに費用が掛かりません。

見栄えもどんどん悪くなっていきます。
接着剤も劣化し、そこからカビが発生したりすると、そこから健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そこからクロスの貼り替えとなると、広さや仕様にもよりますが、20万以上はかかってしまいますし、引っ越し費用が発生してしまったり、別途費用が発生することもあります。

③化学物質を吸収してくれるので、健康面でもメリットがある。

目に見えにくく、計算して出しにくいポイントですが、きちんとした材料を使っている土壁は化学物質を吸収してくれるので、健康被害を未然に防いでくれます。
また静電気も発生しないため、壁にほこりが付着しません。

④デザイン性が高い。

土壁は全て職人の手作業で行われるため、塗り方などもある程度打ち合わせしながら決めることもできます。
ただしそのデザイン性もその人のセンスに大きく影響してしまう部分もあるためそこは注意してください。

まとめ

・電気代がかからない。
・貼り替えなどのメンテナンス費用が不要
・健康面でのメリットもある。
・デザイン性が高い。
また初期費用はクロスより間違いなく高くなりますし、工期もかかります。
また職人の質に大きく影響してしまうのもデメリットとして考えられます。
ですが、手作業だからこそできることがありますし、その手間暇に見合うものがあります。
土壁かクロスか内装の素材で悩んだらランニングコストなどの面からも考えてみてくださいね。

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