二世帯住宅でトラブルになりがちなのが、音の問題です。
親世帯と子世帯で生活習慣が異なっており、生活音が気になってしまう人も少なくありません。
毎日過ごすからこそ、このような課題でお困りの人もいます。
今回は二世帯住宅で音のトラブルが起きる原因を解説します。
二世帯住宅で音のトラブルが起きる原因3つ
二世帯住宅でトラブルが起きる要因は大まかに以下の3つです。
- 水回り
- ドアや引き戸の開閉音
- 足音
次で詳しく説明します。
①:水回り
水回りの使用音はよく響いてしまいがちです。
トイレの音は特に響きやすく、お風呂の音も無視できません。
特に近接する部屋でよく響くため、トイレの真下には寝室など、音が響くと問題になる部屋を遠くになるようにしましょう。
②:ドアや引き戸の開閉音
ドアや引き戸の開閉音もよく響きます。
できるだけそっと開閉すると音が響きにくくなります。
しかし、どうしても響いてしまうこともあるでしょう。
最近ではドアが軽く音がしにくいものや、引き戸のレールが静音になっているものもあるため、そのようなものを使うのもおすすめです。
③:足音
二世帯住宅では足音が響いてしまうことがよくあります。
特に子どもの音などはどうしても響いてしまいやすいです。
絨毯などを使うと軽減しますが、足音は遮音材などの対策が欠かせません。
玄関を共有していると響きやすい
二世帯住宅の場合、玄関を共有にしていると音が響きやすくなります。
玄関を共有すると、建築コストが安く済み、お互いの部屋への行き来もしやすいです。
しかし、防音対策の面ではかなり難しくなります。
そのため、生活音が問題になると懸念される場合は避けた方がよいでしょう。
二世帯住宅はお互いの気遣いも大切
二世帯住宅は、生活習慣が異なる世帯が入居するため、生活習慣のズレなどはどうしても発生します。
コミュニケーションがしやすくなり、建築コストも抑えられますが、二世帯住宅は気遣いが難しいためにトラブルになるケースも少なくありません。
音の問題はある程度は建築方法などで改善できますが、根本的な原因は双方の気遣いが大切です。
この記事を参考に、失敗しない二世帯住宅の参考にしてください。