テレビ台などにテレビを設置すると、テレビにスペースをとってしまうので、壁掛けにしたいと思っていないでしょうか。
そのようなお悩みを解決する方法の一つがテレビの壁掛けです。
土壁にテレビの壁掛けはできるのか、今回は解説します。
取り付け位置の下地の有無で変わる!
土壁にテレビの取り付けができるかどうかは、下地の有無で変わります。
テレビを壁掛けにするためには、固定用の金具を壁に取り付けその上にテレビを引っ掛けるような形で設置します。
しかし、固定用の金具は土壁に直接固定できません。
テレビの重量が支えられず、ぼろっと土壁ごとめくれてしまいます。
そのような事態にならないために必要になるのが、下地です。
木の下地を金具の設置位置、土壁の裏に入れておきます。
その下地に金具を固定することで、テレビの壁掛けは可能です。
なお、この考え方は土壁に限らずほとんどの壁材に適用できます。
石膏ボードは土壁より多少強度があり、石膏ボード用のアンカーを使えば、軽いものであれば固定できます。
しかし、重くとも10kg程度までのものにして置かなければ壁が重量に耐えられません。
テレビは大型であれば重量があり、10kgを超えるものもたくさんあります。
そのため、下地がない場合に固定が難しいのは石膏ボードの下地でも変わりません。
既存の土壁の場合ほぼ不可能
下地は土壁の施工前に、事前に入れておくものです。
あらかじめ設置するものがあると、わかっている場合に入れられます。
そのため、事前に話がなければ、その場所に下地が入っていることはありません。
一応下地が入っているかどうか、調べることも可能ですが、入っている可能性はほぼないでしょう。
中古住宅の場合に、テレビの壁掛けをするのであれば、リフォームで壁の工事をする以外の方法はありません。
代用手段を使うのがおすすめ
テレビを壁掛けにするのは、新築であらかじめ準備しておかなければできません。
テレビを省スペースで設置したい場合は、壁掛けではなく、代用手段を用いるのがおすすめです。
壁掛けテレビ用のスタンドがあるため、そのようなものを利用すれば、スペースを最小限にしながら、テレビを壁掛けのように設置できます。
テレビの設置方法にお悩みであれば、このような方法も検討してみてください。