土壁は雨が降ったらすぐにダメになるのでは?
そう疑問ではないでしょうか。
土を丸めても、水ですぐに壊れてしまいます。
しかし、土壁になると、すぐに壊れないことに違和感がある人もいるかもしれません。
今回は土壁が雨にすぐ溶けない理由を解説します。
土壁が雨に溶けない理由
土壁が雨に溶けないのは以下の理由です。
- 土壁の中は粘土が多く含まれるため
- 土壁の中にはつなぎが含まれるため
次で解説します。
1. 土壁の中は粘土が多く含まれるため
土壁が雨に溶けないのは、土壁の原料に粘土が多く含まれるためです。
田んぼをイメージするとわかりやすいですが、粘土質の土は水を含みにくくなっています。
土壁は主原料に粘土を多く含むため、雨水に触れてもすぐにダメになることはありません。
2. 土壁の中にはつなぎが含まれるため
土壁のにはあさやすさなどのつなぎが含まれています。
あさやすさなどのつなぎは土の強度を上げる役割を果たしており、土壁が簡単に壊れないのは、これらの素材によって強度が上がっているためです。
土壁より耐久性が高い外壁材はある
土壁は日本古来から使われている素材ですが、
外壁材として使うにはメンテナンスが欠かせません。
定期的な塗り直しが必要で、コストがかかってしまいます。
耐久面でいえば他に耐久性がある素材も多いため、土壁が使われる頻度は下がっています。
しかし、内装材としての土壁の魅力はあり、土壁の部屋を快適に保つ性質は非常に優秀です。
土壁は内装で使うとより快適に!
この記事では土壁の外壁が雨に触れても、壊れにくい理由を解説しました。
土壁は雨に触れてすぐ壊れるということはありませんが、定期的なメンテナンスは欠かせません。
しかし、土壁は内装に使うことで、部屋をより快適にしてくれる効果があります。
内装材として検討してみてはいかがでしょうか。