「土壁についた汚れを落としたい」
そうお悩みではないでしょうか。
土壁はクロスと異なり、無理に掃除しようとすると、壁が削り落ちてしまい、帰って状態が悪くなる可能性があります。
しかし、それでも汚れは気になるものですよね。
この記事では、土壁の具体的な掃除方法とその注意点について解説します。
目次
土壁の汚れの対処法3つ
土壁が汚れてしまった場合の対処法としては以下の3つがおすすめです。
- 簡単なほこりは、ハタキでとる
- 消しゴムやスポンジで軽くこする
- 大きな傷やヒビ割れは補修が必要
ではそれぞれの注意点について具体的に見ていきましょう。
簡単なほこりは、ハタキでとる
土壁の掃除方法としておすすめなのは、ハタキで落とすことです。
土壁は下手に触れてしまうと、表面が削れてしまう可能性があるため、ハタキで軽く落としましょう。
簡単なほこりなどはこれで除去できます。
あるいは掃除機で吸うのも選択肢です。
ただし壁に直接当てると削れてしまう可能性があるため、直接触れないようにしましょう。
消しゴムやスポンジで軽くこする
気になる汚れがある場合には消しゴムやスポンジで軽くこすることも選択肢です。
ただし、これは表面が削れてしまう可能性があるため、まず目立たないところでこすってみてから試しましょう。
大きな傷やヒビ割れは補修が必要
土壁についた傷やひび割れは、補修が必要です。
補修は自分でなんとかするのは難しいため、左官業者にお願いする必要があります。
あえて「何もしない」というのも選択肢
土壁についた傷などは、無理に対処しようとするよりも、あえて何もしないということも選択肢です。
なぜなら、下手に対処しようとすると、傷や補修跡が出てしまいかえって汚くなることがあるため。
傷や汚れがあっても、年月を経ることで、「味わい」が生まれるものです。
傷や汚れを警戒しすぎてしまうと、それはそれで疲れてしまいますし、何がなんでもきれいにしたい人にはあまりおすすめできる選択肢ではありません。
無理に対処するよりはおおらかな気持ちで見守ってみるのもよいですよ。
土壁は簡単な対処が難しければ補修か諦めが肝心
この記事では、土壁の汚れが気になる場合の対処法について具体的にお伝えしました。
土壁は安易に掃除しようとすると削れや欠けが出るため、それほど大掛かりな掃除は行えません。
そのため、あえて何もせず放置するのも選択肢です。
放置していても、その傷は徐々に周りに馴染みますし、その傷による変化も楽しみの一つ。
「いやそれでも汚れが気になる」
そんな場合には下手に自分でなんとかしようとするよりは、左官業者に修理をお願いしましょう。