「住宅を購入したいけれど、頭金はいくら必要なのかわからない」
そうお悩みの方も多いのではないでしょうか。
マイホームを購入するときには頭金が必要ですが、いくら必要かいまいちわからず不安な人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事ではマイホームの頭金の決め方について具体的に解説します。
目次
そもそも頭金って?
頭金とは住宅を購入する際に自己資金で支払える金額のことです。
頭金を多く準備できるほど、住宅ローンを組んだ場合の返済額も少なくなります。
その結果、利息の支払いを低く抑えられ、定年になる前の早い段階での返済も可能です。
「できるだけ多く準備できるに越したことがない」
というのは事実ですが、準備できる金額には限度がある人も当然いますよね。
無理に頭金を多く払いすぎるとその後の生活にも支障が出てしまいます。
そのため、自分の生活に無理のない範囲で頭金を準備するのがもっともよいとは言えるでしょう。
頭金以外にも最初に支払う諸経費があることに注意
頭金だけではなく、住宅を購入するときには最初に支払う経費がいくつかあります。
具体的には以下のものが挙げられるでしょう。
- 不動産の仲介手数料
- 登記にかかる費用
- 不動産所得税
- 火災保険の費用
など様々ですが、それは購入する物件の金額に応じて変わります。
具体的には以下の通りです。
- 新築の場合には購入額の3〜7%
- 中古物件の場合には購入額の6〜13%
これは頭金とは全く別物で、実際に住宅に住み始める前に必ず支払うお金になります。
そのため頭金とは別に準備しておくべきお金があり、貯蓄しておく必要があることは知っておきましょう。
頭金がない場合でもローンは組める場合がある
頭金は物件価格の20%準備しておくべきというのがこれまでの主流でした。
「頭金は多ければいいと言うけれど準備できるほどお金に余裕がない」
そんな人も中にはいるかと思います。
頭金がないと住宅が購入できないかと言うと、近年ではその事情が変わりつつあります。
というのも金融機関によっては頭金なしでも住宅ローンを組んでくれるところが出てきたからです。
ただし頭金がないと融資を受けられる金額が少なくなることもありますし、月々の返済額は頭金がある場合よりも当然高くなってしまいます。
また頭金が少ない場合には、返済できなくなった時のリスクが高くなります。
「頭金がなくても住宅は購入できる」
というのは事実ですが、そうした事情も踏まえておきましょう。
頭金はその後の生活に必要な資金も踏まえて考える
頭金はできるだけ多い方がいいというものの、その後の生活にもお金が必要なケースが多いですよね。
- 子供の養育費
- 車代
など様々な費用がかかります。
頭金の金額を決めるときには、これらの将来かかるであろう金額も見越した上で計算する必要があります。
頭金は無理のない範囲で多く入れるのがおすすめ
今回は住宅を購入するときに頭金をいくら準備するべきなのかについて具体的にお伝えしました。
頭金はできるだけ多く用意した方がいいですが、自分のその後の支払いなどの状況をよく計算して決めるのがおすすめです。
もし住宅購入を検討しているのであれば、将来的な支出も踏まえていくらまでなら頭金を準備できるか計算するところからはじめてみましょう。