「結露の心配がない家に住みたい!」
そうお悩みではありませんか?
そうお考えの人には土壁の家も一つの選択肢です。
土壁は調湿性が高いだけではなく、温度も快適な温度に調節し、居心地の良い家を作ることができます。
とはいえ、どうして結露の心配がないのかはわかりにくいですよね。
そこでこの記事では、土壁がどうして結露しないのか?
その2つの理由について解説したいと思います。
土壁の仕組みは意外とシンプルでわかりやすいですよ。
では早速見ていきましょう。
土壁が結露しない理由①:調湿性
土壁が結露を起こしにくい理由の一つが調湿性です。
調湿性とは、部屋の湿度を、ある程度整えてくれる性質のことです。
土壁は、室内で発生した水蒸気を吸収し、室内が乾燥してくると、その水蒸気を放出する働きがあります。
そのため、部屋の湿度をある程度調節し、ジメッとしすぎず、乾燥しすぎないちょうどよい空間を作ってくれます。
土壁が結露しない理由②:透湿性
土壁が結露しないもう一つの理由として、透湿性があります。
透湿性とは、水蒸気をすり抜ける性質のことです。
そのため、外部の湿気が通り抜けやすく、逆に内部の湿気が外に逃げやすくなります。
補足:湿気は通過するけれど、だからと言って寒くなるわけではない
「湿気が通過すると、室内のエアコンの効果にも影響する?」
そう不安になった方もいるのではないでしょうか。
そんなことはありません。
土壁は、断熱性があるわけではありませんが、家を断熱するのとは異なる仕組みで家の温度を調整しています。
また、この透湿性を逆になくすために防湿シートなどを張る場合は、透湿性が失われてしまうこともあります。
その大まかな理由としては、
- 人の体感温度は、温度と湿度で決まるから
- 輻射熱によって身体を温めてくれるから
があります。
そのため土壁は、湿度だけではなく、温度も調整してくれるので、快適な空間を作り出すことに貢献してくれます。
詳しくはこちらにまとめましたのでこちらを確認してください
結露に悩むなら土壁も一つの選択肢
この記事では、土壁が結露を防ぐ2つの理由についてお伝えしました。
具体的には、
- 湿度を調整してくれるため
- 部屋の過剰な湿気を外に出してくれるため
がありました。
これで、土壁が結露しない理由についておわかりいただけたのではないかと思います。
結露でお悩みの方は、土壁を検討してみてもよいのではないでしょうか。