「自然素材の家は高い?」
よくそんな声を聞きます。
確かに家を建てるための費用で考えるとそうではない家と比べるとコストがかかります。
それは間違いありません。
ですが、これはある視点が抜けています。
それはライフサイクルコストの視点です。
建てたその場での費用ではなく、その後のメンテナンスなどにかかる費用も踏まえたものがライフサイクルコストです。
この点で考えると、単純な費用面でのコストはほぼ変わらないと考えて問題ありません。
また化学物質を使った家でシックハウス症候群になった場合の健康被害も無視できません。
さらに自然素材ならではの、住み心地の良さなどの付加価値もあります。
そういった点から考えて自然素材の家はコスト面でも、その他の環境面でも化学物質を使った家より優れていると考えています。
自然素材の家はすごくコストパフォーマンスに優れているのです。
目次
・クロスや合板のフローリングは張り替えのコストが将来的にかかる。
クロスや合板のフローリングは10年から20年で劣化していきます。
年月を経過するにつれ劣化し、クロスがめくれてきたり、劣化し見栄えも悪くなってきます。
そして、実はリフォームは新築するよりも単価が高額になりがちです。
それは単純に新築よりリフォームの方が作業手間がかかるから。
別途で部分的に解体したりする必要がある場合もありますし、作業手間が新築の場合より多いのです。
ですから、リフォームの場合はどうしても割高な工賃が発生してしまうのです。
そうなってくると張り替えなどをしていくことでどんどん実質的な費用は自然素材の家と変わらなくなってくるのです。
自然素材はリフォームの必要もなく、自分でメンテナンスもできる
また自然素材は基本的な手入れをしていればリフォームの必要性はほとんどありません。
また万が一傷つけてしまった場合でも自分で補修することもできます。
また万が一規模が大きく修繕で職人を呼んだとしても部分補修ですみますので、費用もそれほどかかりません。
健康面でのリスク
また化学建材を用いた家に住んでいると、シックハウス症候群や化学物質過敏症のリスクがあります。
のど・目・鼻の粘膜の痛みやじんましん・湿疹などの皮膚疾患・めまいや嘔吐を繰り返すなどの症状を複数発症している状態がシックハウス症候群です。
ひどい場合ではその場にいることができないほど症状が重くなることもあります。
そうなってしまうとせっかく建てたお家にいることが苦痛でしょうがなくなってしまいます。
快適さの付加価値
健康面でのリスクは体感しづらいですし、ちょっと見ただけではわかりません。
ですが自然素材の家には住んでみて実感できる快適さがあります。
調温・調湿してくれる効果がありますし、環境によっては冷暖房をほどんど必要としない家もあります。
エアコンなどの固定費は節約できていますし、ストレスのない環境で生活することでお金には変えられない価値もあるのではないでしょうか。
自然素材の家は高級素材の家ではない
自然素材の家=高級
そんなイメージを持っている人は少なくないのではないでしょうか。
ですが人生全体でかかるコストを考えたときにそれは手が届かないほど「高級」なお家ではありません。
もちろん自然素材の中でも高級素材は存在しますが、自然素材だから高いということではありません。
もちろんご予算の都合などもありますので、一概にそれがベストだということは申し上げることができません。
長期的に考えて、より私が自信を持っておすすめできるのはこちらの自然素材でできた家だと考えています。