- 弊社では床材に杉の無垢材を使用しています。また仕上げには自然塗料を用いて仕上げています。
杉材は足触りが非常によく、また見た目にも温かみがあり、人気の床材です。
そんな杉の無垢材のメリットとデメリットについて紹介します。目次
杉材のメリット
見た目のよさ
近年では建材屋さんの技術も向上し、ぱっと見ためにはわかりにくくなっては来ていますが、それでも無垢材と合板のフローリングには決定的な違いがあります。
その差は仕上げ方に現れます。
一般的な合板のフローリングは一番表の部分にプリントしたシートで貼り付けて仕上げてあることが一般的です。
近年の印刷技術の向上で見た目にはどんどんわかりにくくなっているのですが、それでも、あくまで薄いシートが貼ってあるだけ。
なんとなくのっぺりとした印象を与えます。傷の補修のしやすさ
合板のフローリングは一度傷つけてしまうともとに戻すのが困難です。
その傷を隠したいとなると、専門のリペア屋さんを呼んで補修をしてもらう必要があり、1回の補修で1万円以上は確実にかかります。
その点無垢の床材ももちろん何かにぶつけて傷つけることや汚すことも在りますが、
補修が容易です。
サンドペーパーでこするなどで、汚れた部分を削り落とすことでほぼ見た目を変割りません。
何より、自分の手で補修可能なのが大きなメリットです。足触りのよさ
杉の無垢材は足で直接触れたときに独特の温かみがあります。
それには無垢材と合板のフローリングの仕上げ方の違いに大きな違いがあります。
一般的な合板のフローリングは一番表の部分にプリントしたシートで貼り付けて仕上げてあることが一般的です。
そうすると、なめらかで光沢はあるのですが、足触りはヒヤッとしたり滑りやすくなってしまいます。
無垢の板の場合は本物の板の上に塗料をかけているので、
無垢材の足触りの良さを生かすのに、自然素材の浸透系の塗料を用いているため杉そのものの足触りがそのまま残っています。
※弊社ではこちらの塗料を用いています。
植物油や植物ワックスをベースに使っているため、有害物質をほぼ含まず、安心して使用することができます。夏にさらりとして、冬に冷たくない
杉は夏場の湿気を吸収してくれるので、湿気が多くてもべたべたせず快適な環境を維持しやすいです。また冬は調温性があり、蓄熱してくれるので、温かさがあります。
杉材のデメリット
水回りには不向き
自然塗料で仕上げた無垢材は水回りには強くありません。
ただし、それにも対処法はあります。
お勧めはコーティング系の塗料を使うこと。
浸透系の塗料と違い水を吸収しにくいので、水回りへの大作としては有効です。
ちょっと足触りの良さを殺してはしまうのですが施工費は合板より高い。
合板と比べると、どうしても価格が上がりがちです。
ですが長期的な目線、ランニングコストで考えると、どんどんコスパがよくなっていきます。
合板フローリングは月日がたつと劣化し、見た目もどんどん悪くなります。そうして最終的に張替となると、また大きな費用が掛かりますし、場合によっては引っ越しをしなければいけないなど、かなりの負担がかかります。
ですが無垢の杉板は適切に手入れをしていさえすれば、いつまでもきれいさを維持できますし、だんだん色味もよくなっていきます。乾燥や湿気で床が膨らんだり、隙間が出来たりする
調湿性が高く、水分を吸収したり、離したりするので、それに伴って杉板の形が膨らんだり、逆に開いたりすることがあります。
特に生活上支障は少ないのですが、気になる人は直接冷房や暖房などの風が当たらないように工夫をしてみて下さい。まとめ
無垢材のメリット
- 傷の補修のしやすさ
- 足触りのよさ
- 夏にさらりとして、冬に冷たくない
無垢材のデメリット
- 水回りには不向き
- 施工費は合板フローリングより高い
- 乾燥や湿気で床が膨らんだり、隙間が出来たりする
それぞれの良しあしを見極めて自分にとっていいものを選んでみて下さいね。