注文住宅などを建てる場合に、上棟式の後打ち合わせが行われる場合があります。
上棟打ち合わせは図面と実際の現場が一致しているか確認するとともに、イメージにズレがないかを確認する大切な打ち合わせです。
今回は上棟打ち合わせとはどのようなものか、解説します。
上棟打ち合わせとは
上棟打ち合わせとは、建物の柱や梁が組み終わり、建物の大まか間取りが把握できる状態で行われる打ち合わせです。
図面上でしか確認できていないものがリアルになり、実際の距離感のイメージが掴みやすくなっています。
上棟打ち合わせをやる意味とは
上棟打ち合わせは重要な打ち合わせの一つです。
- 図面と現場が一致しているかの確認
- 細かい備品の微調整
これらを行う打ち合わせであるためです。
確認するものの例としては以下のものがあります。
- 扉の位置や開き勝手
- コンセントの位置や数
- 窓の位置
- 家全体の大きな間取り
- 照明の位置
- 細かい造作関係の仕様
- クロスやフローリングの仕様
一つ一つ確認するため、長丁場になることが多く、なれない打ち合わせに疲れてしまうかもしれません。
しかし、今後壁ができコンセントの配置などが行われると、変更が難しくなります。
図面で思っているイメージと実際の現場にギャップがある施主さまも珍しくありません。
そのため、実際の寸法を測っておき、イメージとのズレをすぐに確認できるようにしましょう。
上棟打ち合わせがない場合もある
建築会社によっては上棟打ち合わせがない会社もあります。
打ち合わせがない場合でも、変更を聞いてくれる会社もあれば、逆に聞いてくれない場合もあるでしょう。
そのような会社の場合、後から修正ができなくなってしまうため、本当にこれで決定してよいのか、慎重な判断が必要です。
上棟打ち合わせは丁寧に行おう
上棟打ち合わせは現場の内容を確認し、細かい微調整ができる最後の機会です。これ以降変更は難しくなるため、追加しておくべきものはないか、位置を調整したいものはないか、しっかりと、検証する必要があります。
後悔しない上棟打ち合わせの参考にしてください。