土壁に突っ張り棒はできる?どうしてもという時の対処法4つ

「土壁に突っ張り棒を使いたいけれど、実際やってよいか不安」
そんな方もいるのではないでしょうか。
通常土壁にそのまま突っ張り棒をしてしまうと、土壁が痛むためあまりおすすめできません。
そうしないようにするためにはあらかじめ棒を施工しておくのが一番よいのですが、そうできない場合もありますよね。
この記事では土壁に突っ張り棒を使いたい場合の方法をいくつか紹介します。
 

土壁に突っ張り棒は基本的にNG

土壁に突っ張り棒を使いたいという気持ちはわからなくはありませんが、基本的にはおすすめできません。
というのも、突っ張り棒の両側をある程度しっかり支えるためにはそれなりの力がかかっているからです。
土壁が削れてしまう可能性がありますし、

落ちてしまう

可能性も少なからずあります。
そのため、突っ張り棒を使うのは基本的におすすめできません。
 

土壁にどうしても突っ張り棒を使いたい場合の注意点

「それでも土壁に突っ張り棒を使いたい」
という場合には、以下の対処法をおすすめします。

  1. 間に何かかませる
  2. 両端に支えをつける
  3. 力をかけすぎない
  4. 重いものは載せない

ただし、これはあくまで応急処置というべきものであり、落ちる可能性はありますし、傷がつかない保証もありません。
そのため、実践する際にはあくまで自己責任で行ってください。

間に何かかませる

土壁に突っ張り棒をかませたい場合には、間にベニヤ板など5〜10cm角のものを使いましょう。
圧力が分散するため、土壁を傷めにくくなります。
ただし、気をつけて取り付けを行わないと外れる危険性は高いので、棒をまっすぐ水平に張り、しっかりと突っ張れるようにしましょう。
 

両端に支えをつける

土壁に突っ張り棒をつける場合には両側に支えをつけるのも効果的です。
市販で下から支えるポールが売っているため、それで両端を支えると、耐久力が上がります。
 

力をかけすぎない

ベニヤなどをかませずに突っ張り棒を使うと、突っ張り棒が壁を傷つける可能性が極めて高いです。
そのため、土壁に突っ張り棒を使いたいのであれば、力をかけすぎないようにしましょう。
これで傷がつかないという訳ではありませんが、傷つきにくくはなるかと思います。
 

重いものは乗せない

土壁に突っ張り棒を使う場合には重いものを乗せないようにしましょう。
突っ張り棒には耐久重量の記載がありますが、土壁の場合、十分な力がかけられないため、記載されている耐久重量よりも下回ってしまうことも少なくありません。
そのため、突っ張り棒を使うのであれば、軽めのものに使うか、物をかけすぎないようにしておきましょう。
 

土壁に突っ張り棒を使う場合には細心の注意を払いましょう

この記事では土壁に突っ張り棒を使う場合の注意点を解説しました。
突っ張り棒を土壁に使うと、傷つける可能性が高いため、あまりおすすめできません。
上記の方法で傷がつかないという訳ではありませんが、やらないよりはやった方が土壁の痛みは少なくなりますよ。
どうしても土壁に突っ張り棒を使いたい場合にはこれらの方法を試してみてください。
 

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