地盤改良はどうして必要なの? やらなければいけないの?

弊社では契約をいただき、必要な書類を市役所に提出したのちに地盤調査を行います。
調査の結果、改良が必要だと判断された場合は別途費用が発生することになります。
地盤調査の結果にもよりますし、その土地の形状にもよりますが、50万~100万程度はかかってまいります。
とはいえ、50万から100万の費用はお客様にとって安いものではないですよね。
でもこちらはちゃんとした工事を行っていくことがとても大切です。
なぜ地盤調査を行っていく必要があるのでしょうか?
そして、地盤調査に基づく工事はどうして必要なのでしょうか?
 

地盤調査は家を建てるための必須項目

地盤調査は2000年に改訂された建築基準法により、必ず行わなければならないものとして義務付けられています。
地盤の良しあしは地下30mにわたって調査していくため、工事前に必要かどうかということを正確に判断することはできません。
以前住宅が建っていた場合でも同様です。建築基準法改定以前であればそれまでの地盤の良しあしは不明です。
地盤改良はその家を安定させるために行うものなので、家の形が変われば地盤改良の必要性もまた変化します。
 

地盤調査は住宅瑕疵担保保険を受けるためにも必要不可欠。

弊社ではまもりすまい保険という住宅瑕疵担保保険に加入をしております。
地盤調査をして地盤改良が必要であると判断された場合、地盤改良工事を行わなければ、万が一のことがあった場合に瑕疵担保保険に加入することが出来なくなってしまいます。
何らかのトラブルが発生した際にそれが地盤によるものなのか、工事の瑕疵によるものなのかの判断が難しくなってくるからです。
 

地盤が悪かった場合の結果は何年後かに現れる。

地盤が悪いまま放置して建築をした場合、地震が起きた際の危険性については言うまでもありません。
ですが地震が起きなければ大丈夫ということではもちろんありません。
それが不同沈下が起きることがあるからです。
不同沈下とは、住宅が建築された地盤が不均一に沈下する現象のことです。要は家が地盤の脆弱さが原因で微妙に傾いてしまった状態のことです。
住宅が傾くと、窓や扉の開閉に悪影響が出たり、排水がうまく流れないなどの不具合が起きる可能性があります
また家が傾いていると、住宅の地震への耐久力に悪影響を与えます。
地盤改良をしないで何か不具合がった場合のデメリットは計り知れません
 

必要な工事を十分に行うことが第一。

・地盤調査は家を建てるための必須項目
・地盤調査は住宅瑕疵担保保険を受けるためにも必要不可欠。
・地盤が悪かった場合の結果は何年後かに現れる。
地盤改良は結果が目に見えないですし、ですが地盤が脆弱な状態で住宅を建てるのはとてもリスクの高い行動でもあります。
地盤改良の費用は安いとは言えませんが、その後の安全の為に必要であれば行っていくことをご理解いただければ幸いです。

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