注文住宅の家づくりでは、コンセプトを決めることが大切です。
ただし、コンセプトを決める方法が分からない人も多いのではないでしょうか。
今回は注文住宅の家づくりのコンセプトについて解説します。
注文住宅のコンセプトの決め方
注文住宅の家づくりを失敗させないためには、適切なコンセプト決めが欠かせません。
具体的には以下の手順で決めていきます。
- 問題点を整理する
- 夢を考えるのは後
- シンプルにできないか考える
- 人の家の真似はしない
これらについて、次で解説します。
問題点を整理する
コンセプトを考える前に、現状の住まいの問題点を整理することが大切です。
家づくりの失敗事例として「建てた後で必要な部屋や設備に気づいた」という場合があります。
現状の住まいの不満点を整理してから家づくりを始めることで、問題解決しやすくなるでしょう。
例えば、以下のような問題点が挙げられます。
- 収納が少なく、服が収納しきれない
- 冬家の中が寒いので、快適な空間にしたい
- 部屋に窓が少なく部屋が暗い
など、現状の問題点から考えると、改善したい内容が徐々に明確になります。改善点は部屋ごとにさまざまなため、できるだけ網羅的に考えてみましょう。
夢を考えるのは後
注文住宅では「こんな生活を実現したい」と考えがちですが、問題点を整理した後で、考えることが大切です。
注文住宅の失敗として、「必要のない仕様にお金をかけてしまった」という例は少なくありません。
- 本をたくさん読むため、書斎が欲しい
- 趣味の映画が楽しめる部屋が欲しい
など、要望はさまざまですが、これらの要望は費用と部屋全体の間取りに影響を与えます。
問題点から考えて、次に実現したい家を考えると、失敗の少ない住宅になるでしょう。
シンプルにできないか考える
注文住宅では、予算オーバーにならないよう、シンプルにできないか考えてみましょう。
打ち合わせのときには、ついあれもこれもと要望を入れてしまいがちです。
しかし、予算や土地には限界があるため、全てを実現することは簡単ではありません。
そのため、「お金をかけるべきところはどこか」「お金やスペースを割く必要がない場所はどこか」考えておくと、家族にとってコストパフォーマンスがよい住宅が完成するでしょう。
人の家の真似はしない
注文住宅では決めるべきことが多く、「人の家を真似してみよう」と思うことがありますが、真似は避けた方がよいでしょう。
人によって、生活スタイルが異なるうえ、重視したい内容も異なります。
デザインや間取りを参考にするのはよいですが、自分たちの家の問題を解決できるか考えることが大切です。
注文住宅ではコンセプトを決めることからはじめよう
注文住宅ではコンセプトが明確になっていると、失敗が少なく後悔しない家づくりができます。
この記事を参考に、家づくりにお悩みであれば、コンセプト作りからはじめてください。