地鎮祭と上棟式、新築を建てるときに行われる儀式ですが、どのように違いがあるかピンとこないのではないでしょうか。
地鎮祭や上棟式がどのようなものか、その違いについて解説します。
地鎮祭と上棟式の違い
地鎮祭と上棟式の違いは以下の違いがあります。
- タイミングの違い
- 目的の違い
それぞれの違いについて次で解説します。
タイミングの違い
地鎮祭と上棟式はタイミングが異なります。
地鎮祭は基礎工事の着工前、上棟式は着工し、棟上げが終わったあとです。
そのため、地鎮祭のときには、まだ何もできていない状態ですが、上棟式の場合は、屋根までの建物の構造ができている状態です。
そのため、タイミングが大きく異なります。
目的の違い
地鎮祭と上棟式は目的が異なります。
地鎮祭の場合はその土地の神様に対して、神様を鎮め、工事の無事を祈願するものです。
これに対して上棟式は、工事が上棟まで完了したことを感謝し、工事の完了を祈願する儀式です。
上棟式は神主様を呼ばずに開催する場合もあります。
地鎮祭のみやるケースもある
近年では上棟式を行わず、地鎮祭のみ行われるケースが多いです。
新型コロナウイルス感染拡大の影響もあるほか、夫婦が共働きでスケジュール調整が難しくなっていることなども要因として挙げられます。
また、地鎮祭や上棟式を開催するにしても費用がかかるため、予算的に難しいという場合もあるでしょう。
そのため、これらの儀式を行わない、特に地鎮祭のみ行うという場合は少なくありません。
しかし、これらの儀式は現場の職人さんや施工会社との仲を深められる数少ない機会でもあるため、感謝の気持ちを伝えるために開催する場合もあります。
どのようにするのか迷った場合には、まず施工会社に相談するとよいでしょう。
地鎮祭と上棟式は必須ではない
地鎮祭と上棟式の違いやそれぞれの意味について解説しました。
地鎮祭と上棟式は現在では必ずしも必須で開かれるものではなく、開かれない場合もあります。
開くべきか迷った場合には、施工会社と相談して決めるのもおすすめです。