「頭金なしでも住宅を購入できると聞いたけれど本当なの?」
「頭金なしで住宅購入するって危なくないの?」
そうお考えではありませんか?
金融機関の中では頭金なしでも住宅ローンを組めるところも増えており、頭金なしで住宅を購入する人も増えてきています。
とはいえ、住宅購入を頭金なしでするのは不安な人も当然いるかと思います。
この記事では頭金なしで住宅を購入するときに起こりうるリスクについて具体的に解説します。
目次
頭金なしで住宅ローンを組むデメリットとは?
頭金は住宅購入時に自己資金で支払うお金のことです。
頭金の金額が多いほど、住宅ローンで支払う月々の負担も軽くなり、利息も低く抑えられます。
そのため、頭金が準備できるのであれば、そのほうがよいのですが、貯金が十分にないなど、何らかの理由でそれがどうしてもできない人も中にはいますよね。
頭金を用意しないデメリットは、以下のものがあります。
- 月々の返済額が高くなる
- 利息の金額が高くなる
ただし頭金0で住宅ローンを組む場合にはそれ以外にもリスクがあることを知っておきましょう。
頭金なしで住宅を購入するリスクとは?
頭金なしで住宅ローンを組むことはできますが、そこには金利や利息以外にも注意するべき点があります。
その注意点を知らずに頭金なしでローンを組んでしまうと後悔してしまうことも。
具体的には以下のリスクを知っておく必要があります。
- 売却時にローンが残る可能性
- 金利の上昇負担で払えなくなる危険性
リスク①:売却時にローンが残る可能性
ローンが何らかの理由で払えなくなっている場合、不動産やその住宅には抵当権が設定されているため、手放さなければいけなくなります。
ただしこのときに落とし穴があります。
というのは一度購入した物件は住み始めた瞬間から中古として扱われるため、資産価値が落ちてしまうということ。
一般的には購入時の8割程度だと言われていますが、場合によってはそれ以上に下がることも。
そんな中で支払いが滞ると、物件を手放したのに、その価値がローンの残額以下の金額になってしまうなんてこともありえます。
その場合には家は失ったのにローンだけが残ってしまう状態に。
頭金が少ないほどローンの残高が少なくなるため、そうしたリスクが減りますが、頭金がないときには上記のような状態になりやすいため、注意が必要です。
リスク②:金利の上昇負担で払えなくなる危険性
頭金がないと金融機関からの借り入れ金額が増えるため、金利上昇の影響を大きく受けることになります。
また金融機関によっては、最初のシミュレーションで金利を低く計算しているケースもありますので、金利の計算をするときはある程度条件が厳しい程度で計算しておく方が後々慌てずに済みますよ。
頭金なしでローンを組む場合には無理ない返済ができるかよく検討しましょう
今回は住宅ローンを頭金なしで利用する場合のリスクについて具体的にお伝えしました。
住宅を購入するとき頭金なしでも購入するのは十分に可能なのですが、それ相応のリスクがあることを知っておく必要があります。
もし頭金なしでローンを利用する場合には、月々の返済額をよく計算して、払えない状態にならないかしっかり検討してからにしておきましょう。