塗り壁にはどんな種類がある?漆喰・珪藻土・土壁の特徴を解説

「塗り壁には種類がたくさんあるけれど、どう違うのかわからない」
そうお悩みではないでしょうか。
塗り壁には、土壁や漆喰、珪藻土など様々な種類がありますが、あまり馴染みがないものだけに、どう違うのかピンとこない人もいるでしょう。
この記事では塗り壁の種類やその特徴について解説します。

塗り壁の種類3種類を簡単に解説

塗り壁は大まかに以下の3種類があります。

  • 漆喰
  • 珪藻土
  • 土壁

ではそれぞれの特徴について次で解説します。
 

漆喰

漆喰とは消石灰を主原料にしている塗り壁の総称です。
細かい材料には違いがありますが、大まかに以下のものが含まれています。

  • 消石灰
  • スサ
  • ノリ

漆喰の壁はかつて日本のお城や土蔵の壁で使われていました。
お城の外壁の白く見える壁の多くは漆喰で仕上げられています。
調湿性や消臭性、殺菌作用がある上、耐火性も高くなっています。
 

珪藻土

珪藻土とは、珪藻という藻の1種が粘土化したものです。
珪藻自体には固まる性質がないため、何かつなぎになるもの混ぜて塗り壁として利用します。
調湿性が抜群に高く、有害物質も吸収してくれるのですが、触るとポロポロ落ちることがあることが難点です。
またつなぎに化学物質が使われている場合は、珪藻土ではあっても、その性能を十分に発揮できない場合もあるため、注意が必要です。
 

土壁

土壁は、土を混ぜて作る壁です。
和室で使われるイメージが強いですが、近年では和室以外にも使われることがあります。
成分はどのような土を使うのかでまちまちで、色味や塗り方も全て変わるため、一概には言えません。
全て自然素材でできているため、安全性能は抜群です。
漆喰や珪藻土と同様に調湿性や消臭性などの機能も期待できます。
 

結局塗り壁はどう違うの?

塗り壁に種類があるのはわかったけれど、どう違うのか、何を基準に選ぶべきかわからないという方もいるのではないでしょうか。
塗り壁にはそれぞれそれぞれ、調湿性や消臭性など性能に若干の違いはあります。
クロスの壁と塗り壁で比較した場合は大きな性能の違いがあるものの、塗り壁同士の性能の差はそこまで大きなものではありません。
見た目の好みで決めてしまって概ね大丈夫と考えてよいでしょう。

塗り壁の種類は見た目で決めてしまっても大丈夫

この記事では塗り壁の種類やそれぞれの特徴について、簡単にまとめました。
塗り壁には、調湿性や消臭性など様々な特徴がありますが、塗り壁同士で性能差はそこまで大きくありません。
塗り壁を選ぶ基準の一つにしてください。
 

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