命の危険も?ヒートショックとは?その原因となりやすい人を解説

古民家はなぜ寒い?3つの原因を解説

「廊下やトイレに行くときに寒さを感じる」
「お風呂に入る瞬間が寒くて辛い」
そんな体験をしたことがある人は多いはずです。
そんな日常的な体験ですが、その状況を放置しておくとヒートショックが起こり、重大なトラブルに発展することもあります。
場合によっては命を落としてしまう可能性も。
この記事ではそのようなヒートショックについて、その原因やヒートショックが起こりやすい人について詳しく解説します。

ヒートショックとは

ヒートショックとは、急激な温度差により、血圧が大きく変動する現象で、めまいや心筋梗塞・脳梗塞など重大な疾患をひき起こすことがあります。
部屋間の温度差が5度以上ある場合には注意が必要で、特に65歳以上の高齢者に多く発生しやすい症状です。
特に浴室でのヒートショックは、溺死に繋がることもあり、浴室での休止の多くがこのヒートショックが関わっていると言われています。
このような事故を予防するために、部屋間の温度差をできるだけ無くすことが大切です。

ヒートショックが起きる環境は?

ヒートショックは入浴中に起きやすいですが、それ以外にも起きやすい場所があります。
ここではヒートショックが起きやすい場所について解説します。

ヒートショックは入浴中に起きやすい

ヒートショックは入浴中に起きやすいと言われています。
服を脱いで入る、床がヒヤッとしてショックを感じる、湯船の温度が高いことで温度差が生じるなど、ヒートショックが発生しやすい条件がいくつもあります。
また入浴中にヒートショックによってめまいが発生すると、それが原因で溺死などの事故に繋がる可能性もあります。
そのような事故を防ぐためにも、入浴中は特にヒートショックを起こさない対策が必要です。

ヒートショックは廊下やトイレでも起きる

ヒートショックは浴室だけではなく、廊下やトイレでも発生します。
廊下などは暖房をかけることが少なく、特に古い住宅の場合は大きな温度差が発生することもあり、ヒートショックが起きやすいです。
またトイレも寒さを感じやすく、ヒートショックで脳梗塞などを起こし死亡した事例もあります。
家全体の断熱対策を行うか、そこまでお金をかけられない場合には、洗面所やトイレにスポットヒーターを設置しておくことで、対策するのが効果的です。

ヒートショックが起きやすい人は?

ヒートショックは部屋間の温度差が原因ですが、その人の体質によってはヒートショックが起きやすい場合もあります。
特に以下のような生活習慣病を抱えている場合には、注意が必要です。

  • 糖尿病
  • 高血圧
  • 脂質異常症

これらの人は動脈硬化が進んでいるため、血圧が激しく変動しやすく、ヒートショックによるめまいが生じやすいと言われています。
そのため、住環境を整える以外に、生活習慣を整えておくこともヒートショック対策に効果がないわけではありません。

ヒートショック対策で命を守ろう

この記事ではヒートショックとは何か、ヒートショックの原因や起こりやすい人について解説しました。
ヒートショックは住環境や生活習慣などが関わって起こり、心筋梗塞や脳梗塞など重大なトラブルの引き金になることがあります。
そのため、断熱対策を施すなど、ヒートショック対策をして重大な事故に発展するのを予防しましょう。

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