土壁は寒いとは限らない!寒いと言われる理由と温かさの理由とは?

土壁は寒いとは限らない!寒いと言われる理由と温かさの理由とは?

「土壁は寒いのでは?」
という声は少なくありません。

土壁は確かに断熱性が高いとは言えないため、エアコンなどのききがよくはなく、間違いだと言い切れない側面はあります。

ただし土壁にはそれ以外の素材を使った場合と異なる温かさがあることも事実です。

今回は土壁がそう言われてしまう理由と、土壁ならではの温かさの仕組みについて今回は解説します。

 

土壁はどうして寒いと言われるの?

土壁は寒い、と言われるのはその気密性と断熱性にあります。
気密性とは建物の空気が外に逃げない性質のことです。
断熱性とは、中の熱を外に逃さない、または外の熱を中に入れない性質のことでです。

近年の住宅は木造でも鉄骨でも、「高気密・高断熱」を売りにすることが増えています。
土壁はこのような性質で見たときに、これらの住宅には敵いません。

エアコンはききにくく、そうした点で寒さを感じてしまうことはあります。

ただし、だからと言って「土壁は寒い」というのは少し早いです。
というのは、土壁と高気密・高断熱の住宅では、その温かさを感じる仕組みが違うからです。

土壁特有の温かさとは?

土壁には土壁特有の温かさがあります。
それは輻射熱による調温性と調湿性にあります。

輻射熱とは、熱を帯びた電磁波によって対象を温める性質のことです。

土壁は昼間に蓄えた熱を夜になったときに輻射熱として放出する性質を持っています。
この性質のため気温は低いけれど身体は暖かい、という状態を作ることができます。

この輻射熱の特徴は、空気の流れを感じないことと熱にムラがないことにあります。
エアコンやファンヒーターを使うときには、暖かい空気を放出するため、空気の流れが生じます。
その空気が流れることで埃が舞いやすくなってしまいます。

また空気が流れることで、暖かい空気が流れるところは暖かく、そうではないところは寒いという気温のムラが生じてしまいます。
輻射熱の場合には、身体を直接均等に温めるため、ムラなく均等に温められますよ。

土壁には土壁特有の温かさがある

今回は土壁が寒いと言われる理由と、土壁がもつ特有の温かさについて解説しました。

土壁は、断熱性も気密性もありませんが、その代わりに輻射熱による温かさが魅力です。
土壁は寒いというのはその仕組みに対する理解がないことで生じることがほとんど。

土壁は冬暖かいだけではなく、夏場は輻射熱により夜の冷気を放出するため、夏場涼しい環境を維持することができます。

この土壁のもつ輻射熱の温かさをぜひ感じてみてください。

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