二世帯住宅でトラブルの原因になりやすいのが、音の問題です。
しかし、どのように対策すればわからない人もいるでしょう。
今回は二世帯住宅の音の問題にどう対処するか、具体的に解説します。
目次
二世帯住宅でできる音の対策4つ
二世帯住宅でできる音の対策としては以下の4つが挙げられます。
- 間取りを工夫する
- 玄関を分ける
- 扉は開閉が静かなものを選ぶ
- 床と壁に遮音材をつける
次で詳しく解説します。
①:間取りを工夫する
音の問題は間取りを工夫することで、改善します。
特に寝室の近辺に音がでやすい部屋を設置しないことが大切です。
寝室の上下の部屋や隣には以下のものを配置しないようにしましょう。
- トイレ
- 階段
- お風呂
- リビング
- 子供部屋
これらの部屋は音が発生しやすいため、寝室の近くだと音が発生しやすいです。
②:玄関を分ける
音の問題が不安になる場合は、玄関を別々にしましょう。
親世帯と子世帯が完全に分離されるため、音が響きにくくなります。
建築コストは上がりますが、確実に防音効果が期待できます。
③:扉は開閉が静かなものを選ぶ
玄関を分離できない場合は、扉など建具を工夫しましょう。
扉の開閉音は響きやすく、そっと閉めるのも毎日の生活ではストレスの原因です。
扉の開閉音がしないもの、扉の気密性が高く音が漏れにくいものを選ぶと、音がしにくくなります。
④:床と壁に遮音材をつける
音が響くと問題になる部分については床と壁に遮音材の取り付けも選択肢です。
工事費はかかりますが、音の問題がある程度改善します。
特に子どもの足音や生活音を完全に遮断しようとすると、対策が欠かせません。
二世帯住宅では配慮は欠かせない
二世帯住宅は上記のような対策をすることで、ある程度音の問題は改善します。
しかし、二世帯住宅の場合は配慮も欠かせません。
それぞれの世帯でしっかりと話し合いを行い、問題点を整理しておくと、困ったことにはなりにくいでしょう。
二世帯住宅の音の問題を解決して、後悔しない家づくりを
二世帯住宅は音がトラブルの原因になりやすく、対策が欠かせません。
配慮自体は必要ですが、事前に対策をしておくことで、音の問題は大幅に改善するでしょう。
この記事を参考に生活音によるトラブルを改善し、失敗しない二世帯住宅を立てるのにお役立てください。