「お風呂に入る時に寒さを感じる」
「廊下に出たら寒さで震えた」
そんな体験をしていませんか?
このような体験をしている場合に、気をつけるべきなのがヒートショックです。
ヒートショックは65歳以上の高齢者の方に起こりやすく、脳梗塞や心筋梗塞を伴い命の危険に晒されることも少なくありません。
しかし、部屋間の温度差を少なくすることで、ヒートショックが発生する可能性を減らすことは十分にできます。
この記事ではヒートショックを防ぐための5つの対策について解説します。
目次
ヒートショックを防ぐ5つの対策とは
ヒートショックが特に起こりやすいのが、入浴のタイミングです。
ここではヒートショックが起こりやすいだけではなく、ヒートショックでめまいなどが起きた場合に溺死に発展しやすく特に対策が重要な部分です。
具体的には以下5つの対策がおすすめです。
- 入浴前にシャワーで温める
- スポットヒーターを導入する
- 冷えや転倒防止のマットも効果的
- 42度以上のお湯は避ける
- リフォームによる断熱対策も効果的
ではそれぞれの対策について次で詳しく解説します。
入浴前にシャワーで温める
入浴前にシャワーで浴室内を温めるとヒートショックには効果的です。
浴室内はヒーターなどは置けませんが、お湯を出しておくことで、簡単に浴室内を温められます。
浴室暖房などがあると楽ですが、そうではなくても、十分に対策可能です。
1分程度でも良いので、入る直前にお湯を出しておくと、ヒートショック予防につながりますよ。
スポットヒーターを導入する
ヒートショック対策には洗面所にスポットヒーターを導入することもおすすめです。
洗面所にヒーターをつけておき、簡易的に部屋を温めるだけでも、十分にヒートショック対策ができます。
ヒートショックはトイレなどでも起きるため、トイレに設置するのもおすすめですよ。
冷えや転倒防止のマットも効果的
冷えや転倒を防止するマットも効果的です。
特に昔ながらの在来浴室の場合、足元がヒヤッとしてヒートショックに繋がることもあります。
クッション性や冷えを感じにくくするマットを利用することで、ヒートショック予防だけではなく、万が一ヒートショックにより転倒した場合に怪我する可能性が少なくなります。
42度以上のお湯は避ける
ヒートショック対策としては42度以上のお湯を避けることが大切です。
42度のお湯で急激に身体を温めると、血圧が一気に上昇しヒートショックを引き起こす可能性が高まります。
ヒートショックを予防するには38度くらいの少しぬるめを意識すると良いでしょう。
リフォームによる断熱対策も効果的
ヒートショックを予防するには部屋全体の断熱対策も効果的です。
断熱対策をすることで、部屋間の温度差が下がればヒートショックの危険性も少なくなります。
特に断熱対策が施されていない古い住宅ほど、高い効果を発揮しますよ。
断熱対策は家全体で考える必要があり、施工費用は安くありませんが、それに見合う効果は期待できます。
ヒートショックは事前に対策しておくことが大切
この記事ではヒートショック対策について詳しく解説しました。
具体的には以下の対策がありましたね。
- 入浴前にシャワーで温める
- スポットヒーターを導入する
- 冷えや転倒防止のマットも効果的
- 42度以上のお湯は避ける
- リフォームによる断熱対策も効果的
ヒートショックは、部屋間の温度差が原因で起こりますので、部屋間の温度差を減らすことで、そのリスクを大幅に少なくできます。
ちょっとしたことで、これらの事故を減らせるので、冬の寒さが本格的になる前にできることからはじめてみましょう。