無垢フローリングに無塗装という選択肢はあり?特徴を解説

無垢フローリングには調湿性や足触りのよさなど、見た目以外にもそのよさがあります。
しかし、塗料によってはその無垢フローリング特有のよさを殺してしまうことも。
そうなれば、無垢フローリングを塗装しないという選択肢もあります。
この記事では、無垢フローリングの無塗装とはどんなものなのか、その特徴を解説します。

無垢フローリングの無塗装とは

無垢フローリングの無塗装とはその名前の通り、無垢フローリングを塗装しないで仕上げることを言います。
無垢のフローリングと一言で言っても、その表面に塗装して仕上げられているケースがほとんどです。
中には化学物質を含むウレタン塗装で仕上げられ、無垢フローリングが本来持っている調湿性や質感が失われてしまっているケースも少なくありません。
化学物質が使われていない自然塗料もありますが、色がついてしまうものもあり、そのような色をつけたくないという人もいるかもしれません。
そのような場合におすすめできるのが、無垢フローリングの無塗装という選択肢です。

無垢フローリングを無塗装にする場合の注意点

無垢フローリングを無塗装で仕上げる場合、注意するべきなのは、汚れを非常に吸収しやすいということです。
無垢の吸湿性があるということは水分を簡単に吸収してしまいますし、一度中に染み込んでしまった汚れは簡単には落とせません。
無塗装のため、再塗装するなどのメンテナンスはないものの汚れやすいため、こまめな掃除は欠かせないため、トータルの手間はむしろ無塗装の方が大きくなると言えます。
また足の皮脂などがついてしまうため、どうしても汚れは避けられませんし、ささくれができてしまうことも。
自然塗料での塗装であれば、足触りの良さや調湿性を損ないません。
塗装することで、汚れにも強くなります
自然塗料の場合には2〜3年で再塗装が必要になるものの、汚れには強くなり、目立ちにくくなる、また無垢フローリングの調湿性や質感を損なわないため、メンテナンス性で言えば、こちらに軍配が上がるのではないでしょうか。
無塗装という選択肢はできなくはないものの、どうしてもその色合いを残したいという場合を除いてはコストパフォーマンスが良いわけではありませんので、その点を踏まえて選択する必要があるでしょう。

無垢フローリングの無塗装はデメリットがあるため、注意

この記事では無垢フローリングの無塗装とは何か、その性質や注意点について解説しました。
無垢フローリングの無塗装は調湿性や足触りの良さがあるものの、それ以上に汚れやすさが目立ちやすいため、適切な管理が欠かせません。
そのため、よほどしっかりとメンテナンスに手をかけられる人以外にはおすすめとは言えないでしょう。
この記事を住宅の床選びの参考にしていただければ幸いです。

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