木組みにデメリットはある?他の構造と比較しました。

三重県四日市市で純和風木造建築やリフォームを手掛け「愛すべき日本の家」づくりを目指す、小川建築です。
「木組みにデメリットはあるの?」
と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
木組みは一つ一つ職人の手作業で行うため、他の建築ではなかなかマネできない複雑なものでも形にすることができます。
木組と土壁で作られる弊社の家は、耐震性も耐火性も決して低いものではなく、また温度や湿度を快適な環境に整えてくれる効果もあります。
とはいえ、木組のことがわからないといまいちよくわからないですよね。
そこでこの記事では、土壁の家にはどんなデメリットがあるのか、具体的に検証したいと思います。
 

木組は耐火性や耐震性で比べても他の建物と遜色ない

木組は耐火性や耐震性について、他の工法で建てられたものと比べて大きく劣るということはありません。
むしろ、木組は火事になっても構造が弱くなりにくくいという特性があります。
鉄は一見すると火事に強いように見えますが、一定以上の温度になると、強度が大きく下がるという特徴があります。
また、木組は基本的に金物を使わない工法ですが、耐震性についても遜色はありません。(ただし、建築基準法の関係で最低限の金物を使う必要はあります。)
木組の技術を活用することで、衝撃をしなやかに受け流せるため、地震に倒れにくい住宅を建てることができます。
 

木組のデメリットとは?

これまでは木組は耐震性や耐火性で見たときに大きなデメリットはなく、むしろ、他の材質にはないメリットがあることをお伝えしました。
次は、木組にあるデメリットについて見ていきましょう。
大まかには、

  • 精巧な技術のため、職人の技術差が出ることがある
  • 手間暇がかかるため、コストがかかりやすい

があります。
 

精巧な技術のため、職人の技術差が出ることがある

木組は、手作業に頼るところが大きいため、職人の技術差が出てしまうことがあります。
木組を行う職人は、他の住宅を建てる大工と比べて高い技術を持っていることが多いのですが、技術差は当然あります。
ですので、大きな構造上の欠陥があるということはほぼありません。
ただし、絶対に品質が安定していないと困る人にとってはデメリットと言えるかもしれません。
 

手間暇がかかるため、コストと工期がかかりやすい

木組は、他の工法と違って手作業が多くなりますので、コストと工期がかかりやすいというデメリットがあります。
その分構造をわざと見せる作りや、精巧な細工など他にはないものも作れるのですが、とにかく早く・安く家を作りたいという人にはデメリットだと言えるでしょう。
 

木組の家は手間暇がかかるものの、他にはない住宅を建てることができる

ここでは、木組の住宅にはデメリットがあるのかについて具体的に見てきました。
大まかに要点をまとめると、

  • 耐火性や耐震性は、他の工法と比べて遜色ない
  • 精巧な技術のため、職人の技術差が出ることがある
  • 手間暇がかかるため、コストがかかりやすい

という特徴がありましたね。
木組は手間暇がかかるというデメリットはあるものの、技術的には他にはない建物を作ることができます。
他の家にはないものを作りたい
そんな想いを持っている人はこの機会に木組の家を検討してみてはいかがでしょうか。
木組の家についての問い合わせはこちらから。

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